肺移植時におけるピルフェニドンによる創傷治癒遅延について

肺移植時におけるピルフェニドンによる創傷治癒遅延について_e0156318_10514140.png オフェブよりは安全性は高い印象です。

Mortensen A, et al.
Effect of pirfenidone on wound healing in lung transplant patients.
Multidiscip Respir Med. 2018 Jun 14;13:16.


背景:
 ピルフェニドンはIPFの進行を遅らせ死亡率を下げることがわかっている。TGF-βを阻害することで創傷治癒に影響を与える可能性がある。われわれは、肺移植までにピルフェニドンを内服することで、移植後の創傷治癒遅延のリスクを増加させるかどうか検証した。

方法:
 われわれは後ろ向きに肺線維症に対して肺移植をおこなわれた患者を登録した(2014年1月~2015年12月)。

結果:
 ピルフェニドンを移植前1ヶ月まで内服した18人を登録した。外科的な問題による胸骨離解があった1人を除いて、すべての患者で気道の離解はみられなかった。どの患者も少なくとも30日のピルフェニドンを内服しており、9人は90日以上内服していた。

結論:
 肺移植前までピルフェニドンを継続しても安全性に問題はない。






by otowelt | 2018-07-27 00:57 | びまん性肺疾患

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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