EBUS-TBNAによるPD-L1発現診断はカットオフ値50%以上の場合感度が低下する

e0156318_9511053.jpg それでも、ガイドシースによる微小検体なんかに比べると格段に診断能は高いと思います。

Sakata KK, et al.
Comparison of PD-L1 immunohistochemical staining between EBUS-TBNA and resected lung cancer specimens
CHEST, DOI: https://doi.org/10.1016/j.chest.2018.07.017


背景:
 進行非小細胞肺癌(NSCLC)では、EBUS-TBNAで得られた小さな検体はPD-L1発現の解析に際して、癌組織診断にのみ適切であるという事態がよくある。ゆえにわれわれは、外科的に切除された大きな検体と比較したEBUS-TBNAのPD-L1発現を1%以上、50%以上の場合に分けて感度、特異度、陽性的中率、陰性的中率を調べた。

方法:
 われわれは後ろ向きにEBUS-TBNAに引き続いて外科的肺生検をおこなわれたNSCLC患者を2006年6月~2016年9月に登録した。患者背景および処置前後・周術期データが収集された。検体は適切に処理されPD-L1発現が解析された。陽性となったPD-L1検体は、1%以上および50%以上の2つのカットオフ値に分類された。EBUS-TBNAによるPD-L1発現の感度、特異度、陽性的中率、陰性的中率を外科検体と比較した。

結果:
 61人の患者が登録された。PD-L1発現が1%以上の場合、EBUS-TBNAの感度は72%、特異度は100%、陽性的中率は100%、陰性的中率は80%だった。PD-L1発現が50%以上の場合、感度は47%、特異度は93%、陽性的中率は70%、陰性的中率は84%だった。PD-L1発現の一致率は、PD-L1発現1%以上の場合87%、PD-L1発現50%以上の場合82%だった。

結論:
 PD-L1発現のカットオフ値を1%以上に設定すると、EBUS-TBNAのPD-L1発現診断は外科的切除検体と相関がみられた。しかしながら、PD-L1発現のカットオフ値を50%以上に設定すると、感度と陽性的中率が有意に減少した。カットオフ値50%以上に設定する場合、EBUS-TBNA検体ではPD-L1ステータスを誤認する可能性がある。



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by otowelt | 2018-09-07 00:19 | 肺癌・その他腫瘍

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