COPDに対するRPL554の追加的効果

e0156318_1633480.jpg COPDの専門家の間では、RPL554はかなり注目されている吸入薬の1つです。

Dave Singh, et al.
The short term bronchodilator effects of the dual PDE3 and PDE4 inhibitor RPL554 in COPD
European Respiratory Journal 2018; DOI: 10.1183/13993003.01074-2018


背景:
 150mLを超える気道可逆性を有するCOPD患者において、他の気管支拡張薬と併用した場合のRPL554(ホスホジエステラーゼ3および4阻害薬)の短期気管支拡張効果を検証すること。

方法:
 Study 1:6アームのプラセボ対照クロスオーバー試験(36人)でRPL554 6mg、サルブタモール200μg、イプラトロピウム40μg、RPL554+サルブタモール、RPL554+イプラトロピウム、プラセボの効果を比較。
 Study 2:③アームのプラセボ対照クロスオーバー試験(30人)で、チオトロピウム18μgに、RPL554(1.5mgあるいは6mg)あるいはプラセボを加えた効果を比較(3日間)。

結果:
 Study 1:プラセボと比較したピーク1秒量は、RPL554、イプラトロピウム、サルブタモールは同等だった(平均223mL, 199mL, 187mL)。またピーク1秒量の上乗せの効果は、RPL554+イプラトロピウム vs イプラトロピウム(平均差94mL、p<0.0001)、RPL554+サルブタモール vs サルブタモール(平均差108mL、p<0.0001)だった。
 Study 2:RPL554はプラセボと比較してピーク1秒量を増加させた。平均1秒量(0-12h)上昇は、RPL554 6mg群だけでプラセボと差がみられた(平均差65mL、p=0.0009)。
 いずれの研究においても肺容量および気道コンダクタンスはRPL554を併用することが改善がみられた。

結論:
 通常の気管支拡張薬に加えてRPL554を併用することで、追加的な気管支拡張効果と過膨張抑制効果が観察された。



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by otowelt | 2018-09-14 00:39 | 気管支喘息・COPD

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