TELOS試験:シムビコートのpMDI製剤の有効性

TELOS試験:シムビコートのpMDI製剤の有効性_e0156318_1637713.jpg シムビコートのpMDI、TELOS試験です。

Ferguson GT, et al.
Budesonide/formoterol MDI with co-suspension delivery technology in COPD: the TELOS study.
Eur Respir J. 2018 Sep 16;52(3). pii: 1801334. doi: 10.1183/13993003.01334-2018.


背景:
 TELOS試験は、過去に増悪の既往がない中等症~超重症COPD患者におけるブデソニド/ホルモテロールフマル酸塩水和物のエアロゾルMDI製剤(BFF MDI)、それぞれの単剤MDI、ブデソニド/ホルモテロール(BF)のDPIを比較した第3相二重盲検並行群間試験である。

方法:
 患者はランダムにBFF MDI(320/10 µg)群(664人), BFF MDI(160/10 µg)群 (649人), FF MDI (10 µg)群 (648人), BD MDI (320 µg) 群(209人)、BF DPI (400/12 µg) (219人)に割り付けられた。プライマリエンドポイントは、朝の吸入前トラフ1秒量および1秒量AUC0-4hとした。中等症/重症COPD増悪の初回発症までの期間と発症率が解析された。

結果:
 BFF MDI(320/10μg)群は、FF MDI(LSM 39mL、p=0.0018)と比較して吸入前トラフ1秒量を上昇させた。また、BFF MDI(320/10μg、160/10μg)はBD MDIと比較して24週時の1秒量AUC0-4hを改善させた(LSM 173mL, 157mL、p<0.0001)。プライマリエンドポイントについては、BFF MDI(320/10 μg)はBF DPIに非劣性だった。
 BFF MDI(320/10μg)およびBFF MDI(160/10μg)は中等症/重症COPD増悪までの発症期間をFF MDIより延長させた。治療忍容性は良好で、肺炎は0.5-1.4%の頻度でみられた。BFF MDIは単剤MDIと比べて肺機能を改善させ、FF MDIと比較して増悪を減少させた。

結論:
 BFF MDIは単剤治療と比べて肺機能を改善し、FF MDIと比べて増悪の頻度を減少させた。


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by otowelt | 2018-09-28 00:44 | 気管支喘息・COPD

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


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