KEYNOTE-407試験:扁平上皮NSCLCに対するプラチナ製剤併用療法+ペムブロリズマブ

e0156318_9555458.jpg これでNSCLC全体での恩恵があることが分かりました。

Luis Paz-Ares, et al.
Pembrolizumab plus Chemotherapy for Squamous Non–Small-Cell Lung Cancer
NEJM, September 25, 2018, DOI: 10.1056/NEJMoa1810865


背景:
 転移性扁平上皮非小細胞肺癌(NSCLC)の標準的1次治療は、プラチナ製剤併用療法あるいはペムブロリズマブ(PD-L1発現が腫瘍細胞の50%以上にみられる場合)である。より最近では、ペムブロリズマブと化学療法の併用が非扁平上皮NSCLC患者において全生存期間(OS)を有意に延長することが示されている。

方法:
 この二重盲検第3相試験において、われわれは559人の未治療転移性扁平上皮NSCLC患者を、1:1の割合でペムブロリズマブ200mgあるいは生理食塩水のプラセボを35サイクルまで投与する群に割り付けた。なお、全患者はカルボプラチンにパクリタキセルあるいはnab-パクリタキセルを併用した化学療法を初期4サイクル投与されている。プライマリエンドポイントはOSおよび無増悪生存期間(PFS)とした。

結果:
 追跡期間中央値7.8ヶ月ののち、OS中央値はペムブロリズマブ併用群で15.9ヶ月(95%信頼区13.2-未到達)、プラセボ併用群で11.3ヶ月(95%信頼区間9.5-14.8)だった(死亡に対するハザード比0.64; 95%信頼区間0.49-0.85; P<0.001)。OSの恩恵はPD-L1発現にかかわらず観察された。PFS中央値はペムブロリズマブ併用群で6.4ヶ月(95%信頼区間6.2-8.3)、プラセボ併用群で4.8ヶ月(95%信頼区間4.3-5.7)だった(病勢進行あるいは死亡に対するハザード比0.56; 95%信頼区間0.45-0.70; P<0.001)。グレード3以上の有害事象は、ペムブロリズマブ併用群の69.8%、プラセボ併用群の68.2%にみられた。有害事象による治療中断は、ペムブロリズマブ併用群のほうがプラセボ併用群よりも多かった(13.3% vs. 6.4%)。

結論:
 治療歴のない転移性扁平上皮NSCLC患者において、カルボプラチンにパクリタキセルあるいはnab-パクリタキセルを併用した化学療法にペムブロリズマブを加えることで、有意にOSおよびPFSが延長した。


by otowelt | 2018-09-28 17:51 | 肺癌・その他腫瘍

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