クリスマスBMJ2018:レストランの食事のカロリーはヤバイ

クリスマスBMJ2018:レストランの食事のカロリーはヤバイ_e0156318_938222.png サンプル抽出のlimitationはありますが、中国がこの中で一番肥満が少ないのは事実です(N Engl J Med 2017;377:13-27.)。

Moman A Mohammad, et al.
Measured energy content of frequently purchased restaurant meals: multi-country cross sectional study
BMJ 2018; 363 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.k4864


背景:
 5ヶ国におけるフルサービスとファストフードレストランから頻繁に注文される食事のエネルギー量を測定し、アメリカのデータと比較する。

デザイン:
 横断研究。

セッティング:
 ブラジル、中国、フィンランド、ガーナ、インドの人気レストランからランダムに選択されたフルサービスおよびファストフードを提供する111店から、223の食事を選出。フィンランドでは、5つの社員食堂からの10メニューも調査された。観察単位は、レストランにおける食事のオーダー回数。

主要アウトカム:
 ボンベ熱量計による食事のエネルギー量

結果:
 アメリカと比較して、レストランメニューのエネルギーの加重平均は中国のみが低かった(719kcal [95%信頼区間646-799] vs 1088kcal [95%信頼区間1002-1181]; P<0.001)。分散モデルの解析では、ファストフードはフルサービスの食事と比べて33%エネルギー量が少なかった(P<0.001)。フィンランドでは、社員食堂ではフルサービスやファストフードのレストランよりも25%エネルギー量が少ない食事を提供していた(平均880±156kcal vs 1166±298kcal; P=0.009)。分散分析において、国、レストラン形態、品目数、食事重量は食事エネルギーを予測した(R2=0.62, P<0.001)。フルサービスレストランの食事の94%およびファストフードの食事の72%が少なくとも600kcalを含有していた。中国以外では、フルサービスとファストフードの食事を毎日摂取することは、追加の食事、飲み物、お菓子、前菜、デザートを用いずに、デスクワークの女性(sedentary woman)のエネルギー消費量の70~120%を供給していることになる。
クリスマスBMJ2018:レストランの食事のカロリーはヤバイ_e0156318_16175860.png


結論:
 フルサービスレストランとファストフードレストランの両方にみられる非常に高いエネルギー量は、おそらく世界的な肥満を助長しており、介入目標とされるべき現象である。





by otowelt | 2018-12-13 15:55 | その他

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


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