メタアナリシス:ピッグテールカテーテルによる気胸治療

e0156318_14441648.jpg 本文を読むと、出版バイアスはありそうですね。ほとんどが後ろ向き研究です。

Fang M, et al.
Does pigtail catheters relieve pneumothorax?: A PRISMA-compliant systematic review and meta-analysis.
Medicine (Baltimore). 2018 Nov;97(47):e13255.


背景:
 ピッグテールカテーテルによる胸腔ドレナージは、胸水や気胸の治療に通常適用される。われわれの目的は、気胸に対するピッグテールカテーテルの適用と効果について調べることである。

方法:
 後ろ向きあるいは前向き研究で気胸に対するピッグテールカテーテルの効果を調べた研究を抽出した。ピッグテールカテーテルによる胸腔ドレナージの成功率をプライマリアウトカムとし、ドレナージ期間および合併症の発生率をセカンダリアウトカムとして検討した。プールされたデータは、固定効果モデルまたは変量効果モデルを用いてメタアナリシスされた。異質性、感度、サブグループ解析がおこなわれた。
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(文献より引用:研究)

結果:
 メタアナリシスは16研究1067人のデータに基づいておこなわれた。われわれの解析によれば、プールされた成功率は0.77(95%信頼区間0.71-0.82)であり、ドレナージ期間は5.61日 (95%信頼区間3.99-7.23日)、合併症率は0.18 (95%信頼区間0.09-0.27)だった。気胸の原因および患者特性によるサブグループ解析でも、同様の結果だった。
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(文献より引用:成功率のforest plot)

結論:
 放射線学的ガイドによるピッグテールカテーテル挿入は、安全かつ効果的な気胸治療選択肢となりうるかもしれない。これらの知見を確かにするべく、さらに大規模な前向き研究を実施する必要がある。





by otowelt | 2019-01-05 00:40 | 呼吸器その他

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