ゾレア®をやめても効果は6年続く?
2019年 02月 26日
リサーチレターです。ゾレア®をどこまで続けるか、あるいはやめた後どのような経過をたどるか、という貴重な報告です。
Maria del Carmen Vennera, et al.
Duration of the efficacy of omalizumab after treatment discontinuation in ‘real life’ severe asthma
Thorax, http://dx.doi.org/10.1136/thoraxjnl-2017-210017
概要:
重症喘息におけるオマリズマブの効果はよく記述されているが、適切な治療期間は不透明である。このオープン前向き研究において、われわれはオマリズマブ治療を終了した患者における反応の持続性を調べた。われわれは、オマリズマブ治療を自発的に終了することを選んだ49人の患者を治療6年後まで評価した。喘息再発は、喘息コントロールの消失に関連した重度の喘息増悪と定義された。初年度の追跡で12人の患者が再発し、13~48ヶ月の間で7人が再発した。このことから、オマリズマブを終了した後も、少なくとも4年のあいだ60%の患者が6年におよぶ治療効果が継続することが支持される。 (文献より引用)
Maria del Carmen Vennera, et al.
Duration of the efficacy of omalizumab after treatment discontinuation in ‘real life’ severe asthma
Thorax, http://dx.doi.org/10.1136/thoraxjnl-2017-210017
概要:
重症喘息におけるオマリズマブの効果はよく記述されているが、適切な治療期間は不透明である。このオープン前向き研究において、われわれはオマリズマブ治療を終了した患者における反応の持続性を調べた。われわれは、オマリズマブ治療を自発的に終了することを選んだ49人の患者を治療6年後まで評価した。喘息再発は、喘息コントロールの消失に関連した重度の喘息増悪と定義された。初年度の追跡で12人の患者が再発し、13~48ヶ月の間で7人が再発した。このことから、オマリズマブを終了した後も、少なくとも4年のあいだ60%の患者が6年におよぶ治療効果が継続することが支持される。
by otowelt
| 2019-02-26 00:15
| 気管支喘息・COPD