本の紹介:日常診療で臨床疑問に出会ったとき何をすべきかがわかる本

 う、う、うおおおお!オレが一番欲しかった情報がめっちゃ載ってるじゃねぇかぁぁぁ!!!

 すいません、取り乱してしまいました。あまりの衝撃に言葉遣いが。

 献本ありがとうございます。私がかねてから尊敬している片岡先生からの珠玉の作品が登場しました。私と同じ呼吸器内科医でいらっしゃいますが、たぶん私の10倍くらい賢いんだろうなといつも羨望の視線を北の方角に送っております(小生は大阪府南部)。兵庫県立尼崎総合医療センターの研修医が羨ましいです。

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発売日:2019年3月29日
単行本 : 182ページ
価格 : 2,800円 (税別)
出版社 : 中外医学社
著者: 片岡 裕貴 先生

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 この本は、京都大学福原俊一教授が帯にも書かれているように、"日常臨床で湧き上がる疑問を解決するための必須技術である「発見的検索法」を体系化した名著である"、まさにその通りの内容です。私は毎日PubMedを触っているのですが、臨床で遭遇した疑問を解決するときは、結構アナログな検索をやっているので効率が悪い。

 「困っている医師は多いので、"論文の検索の仕方や読み方"を教えてくれる医学書があったらいいんですけどね~。え?私ですか?ムリムリ!」

 といろいろな編集者さんに言ってきたくらい難しいテーマなのですが、本にまとめあげた片岡先生、マジハンパないです。
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 このテーマで本を書くと、普通疫学に偏ってしまうじゃないですか。片岡先生のすごいところは、臨床研究と現場のちゃんと両サイドをおさえているところなのです。臨床医が大学院で疫学を学んで再度臨床に戻られているワケですが、たとえるなら戦士が魔法使いに転職してもう一度戦士になったような、メラゾーマやイオナズンが使える戦士なんですよ

※私はドラクエ3で知識が止まっているため、魔法戦士やバトルマスターなどという職業はややこしくなるからここでは触れない。

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 「Rayyan」。名前は知っていたのですが、使い方がよくわからずに放置していました。ほんと、私のためにこの本を書いてくれたんじゃないかっていうくらい、親切な一冊に仕上がっています。

 臨床疑問にぶつかったとき、PubMedで「common cold, treatment」とか入力して「なんだよ使い方わかんねぇよ」とボヤいている研修医から、私みたいな論文とにかくたくさん読みたいマンの指導医まで、全員読んでおきたいベギラゴンな一冊です。



by otowelt | 2019-03-30 00:41 | その他

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優