喀痰以外の検体における結核菌LAMP

喀痰以外の検体における結核菌LAMP_e0156318_1302985.jpg 実臨床的な報告です。

吉多仁子ら.
胃液・気管支鏡・胸水などの検体を用いた核酸増幅検査Loopamp 結核菌群検出試薬キット(TB-LAMP)の検討
Kekkaku Vol. 94, No. 2 : 15_20, 2019


目的:
 喀痰以外の検体を用いた核酸増幅検査Loopamp 結核菌群検出試薬キット(TB-LAMP)を検討したので報告する。

対象:
 2014 年8 月から2018 年3 月の間にTB-LAMP を実施した喀痰以外の検体は996 検体。このうちMGIT が結核菌群(結核菌)陽性の胃液29 検体,気管支鏡検体(BAL)10 検体,胸膜組織3 検体,肺組織2 検体,胸水6 検体,腹水2 検体,膿3 検体,耳漏1 検体の計56 検体と,TB-LAMP 陽性・MGIT 陰性の胃液1 検体,胸水2 検体,膿4 検体,肺組織1 検体の計8 検体を対象とした。

結果:
 MGIT 陽性56 検体中のTB-LAMP の陽性率は83.9%(47/56 検体),平均陽性検出時間は18分55秒。塗抹別では塗抹陽性が陽性率100%(12/12検体),平均陽性検出時間は14分51秒。塗抹陰性陽性率は79.5%(35/44 検体),平均陽性検出時間は19 分41 秒。MGIT 培養陰性8 検体の平均陽性検出時間は17 分05 秒で活動性結核と診断された患者からの検体であった。

まとめ:
 TB-LAMPは喀痰以外の検体に対しても有用であることが分かった。





by otowelt | 2019-04-17 00:38 | 抗酸菌感染症

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