メタアナリシス:安定期COPDにおけるネーザルハイフロー
2019年 12月 04日
いかんせん研究がまだ少ないですが、ナルコーシスリスクは高くないことはすでに示されている通りです。・参考記事:「メタアナリシス;急性呼吸不全に対するネーザルハイフローは挿管率・死亡率に影響与えず」
Bonnevie T, et al.
Nasal High Flow for Stable Patients with Chronic Obstructive Pulmonary Disease: A Systematic Review and Meta-Analysis.
COPD. 2019 Oct 27:1-10.
背景:
急性呼吸不全、とくにCOPD患者におけるネーザルハイフロー(NHF)の有用性を支持するエビデンスが増えている。反面、安定期COPD患者に対する効果についてはデータが不足している。
方法:
われわれは、2019年1月までに出版された研究から、安定期COPDに対するNHFと非NHF(同吸入酸素濃度)を比較したランダム化比較試験を抽出した。2人の独立した研究者によって抽出と評価をおこなった。
結果:
6研究339人が組み込まれた。われわれのメタアナリシスでは、NHFはPaCO2を長期的にも(2研究、平均差-3mmHg[95%信頼区間-4~-2])、短期的にも(2研究、平均差-3mmHg[95%信頼区間-4~-2])、減少させることが示された。また、NHFはSGRQスコアを有意に改善させた(2研究、平均差-5/100 [95%信頼区間-8~-2])。また、1年間の急性増悪の頻度を減少させた(1研究、率比0.6[95%信頼区間0.6-0.7])。NHFは、運動耐容能、入院率、死亡率は改善させなかったが、呼吸パターンの改善はみられた。
結論:
安定期COPD患者におけるNHFは、PaCO2、急性増悪を減らし、QOLを改善させた。
by otowelt
| 2019-12-04 00:52
| 気管支喘息・COPD









