健常人の3人に1人がブラやブレブを持っている
2019年 12月 13日
これは驚いた。
de Bakker HM, et al.
Prevalence of pulmonary bullae and blebs in post-mortem computed tomography with potential implications for diving medicine: Prevalence of pulmonary bullae and blebs.
Chest. 2019 Nov 21. pii: S0012-3692(19)34226-6. doi: 10.1016/j.chest.2019.11.008.
背景:
肺のブラやブレブは、気胸を起こしうる。健康集団におけるこれらの有病率は現在不明である。われわれは、法医学データベースの死後CT(PMCT)を用いて、健康なオランダ人成人集団における肺のブラ/ブレブの有病率を調べた。また、ダイビングの禁忌と見なされることが多いダイビング医学へのこれらの影響を判断した。
方法:
肺疾患を有さないオランダ人成人集団130人において、法医学のPMCTを用いてブラ/ブレブの存在を解析した。肺は損傷なく拡張し、呼吸器疾患の徴候がない状態を条件とした。通常の初期の死後の変化は許容した。
結果:
解析は10歳ごとに行われた。
■グループI(21~30歳):26人
ブレブは4人に、ブラ/ブレブは1人に観察された。
■グループII(31~40歳):28人
ブレブは9人に、ブラは1人に観察された。
■グループIII(41~50歳):27人
ブレブは9人に、ブラは1人に、ブラ/ブレブは4人に観察された。
■グループIV(51~50歳):28人
ブレブは7人に、ブラ/ブレブは2人に観察された。
■グループV(61~70歳):21人
ブレブは3人に、ブラは1人に、ブラ/ブレブは2人に観察された。
平均すると、ほとんどのブラ/ブレブは10mmより小さく、20mmを超えるものはなかった。
結論:
肺PMCTを再評価すると、基礎に肺疾患がない一般集団の3人に1人(33.8%、95%信頼区間25.7-41.9%)が小さなブラやブレブを有しているという驚くべき結果が判明した。この知見は、ダイビング医学に潜在的な影響を与える可能性がある。
de Bakker HM, et al.
Prevalence of pulmonary bullae and blebs in post-mortem computed tomography with potential implications for diving medicine: Prevalence of pulmonary bullae and blebs.
Chest. 2019 Nov 21. pii: S0012-3692(19)34226-6. doi: 10.1016/j.chest.2019.11.008.
背景:
肺のブラやブレブは、気胸を起こしうる。健康集団におけるこれらの有病率は現在不明である。われわれは、法医学データベースの死後CT(PMCT)を用いて、健康なオランダ人成人集団における肺のブラ/ブレブの有病率を調べた。また、ダイビングの禁忌と見なされることが多いダイビング医学へのこれらの影響を判断した。
方法:
肺疾患を有さないオランダ人成人集団130人において、法医学のPMCTを用いてブラ/ブレブの存在を解析した。肺は損傷なく拡張し、呼吸器疾患の徴候がない状態を条件とした。通常の初期の死後の変化は許容した。
結果:
解析は10歳ごとに行われた。
■グループI(21~30歳):26人
ブレブは4人に、ブラ/ブレブは1人に観察された。
■グループII(31~40歳):28人
ブレブは9人に、ブラは1人に観察された。
■グループIII(41~50歳):27人
ブレブは9人に、ブラは1人に、ブラ/ブレブは4人に観察された。
■グループIV(51~50歳):28人
ブレブは7人に、ブラ/ブレブは2人に観察された。
■グループV(61~70歳):21人
ブレブは3人に、ブラは1人に、ブラ/ブレブは2人に観察された。
平均すると、ほとんどのブラ/ブレブは10mmより小さく、20mmを超えるものはなかった。
結論:
肺PMCTを再評価すると、基礎に肺疾患がない一般集団の3人に1人(33.8%、95%信頼区間25.7-41.9%)が小さなブラやブレブを有しているという驚くべき結果が判明した。この知見は、ダイビング医学に潜在的な影響を与える可能性がある。
by otowelt
| 2019-12-13 00:29
| 呼吸器その他