本の紹介:レジデントのための 呼吸器診療最適解

 本の紹介です。2020年1月27日に亀田総合病院の中島啓先生が「レジデントのための 呼吸器診療最適解」という本を出版されました。胸部画像の本も出版されており、スーパー分かりやすいので一読ください。

■参考記事:書籍の紹介「胸部X 線・CT の読み方やさしくやさしく教えます!」

本の紹介:レジデントのための 呼吸器診療最適解_e0156318_1023162.png

発売日:2020年1月27日
単行本 : 388ページ
価格 : 5,720円 (税込)
出版社 : 医学書院
著者 : 中島 啓 先生 (亀田総合病院 呼吸器内科 部長)

本の紹介:レジデントのための 呼吸器診療最適解_e0156318_13141310.jpgAmazonから予約/購入する
 
本の紹介:レジデントのための 呼吸器診療最適解_e0156318_13141310.jpg出版社から予約/購入する

 中島先生のことは昔から存じ上げているのですが、私の中では、「東の呼吸器指導医」というイメージです。ちなみに「西の呼吸器指導医」は長尾大志先生です。え?私ですか?・・・私は「呼吸器コラム芸人」っていったところですかね。うううッ・・・!(嗚咽)
 
 この本、まず目についたのはフルカラー!ここに目がいくのは執筆者病ってやつです。「医学書院バブリーですな!」とゲスい考えがよぎってしまう、いかんいかん。本の内容ですよ、大事なのは。

 中島先生の本、おそらくはレジデント・若手医師向けに描かれていますが、マニュアルマニュアル感は全然なくて、「こいうところで躓くよね」というのを症例ごとに咀嚼反芻してくれる感じです。躓いて転んだ若手医師に、手を差し伸べる優しい語り口調。「コケてんじゃねー!立てゴルァ!」みたいな昭和時代の指導とは大違いです。
 
 1単元ごとに読むだけで1パールはかならず頭に入ってくる進め方になっています。近年のトピックもふまえ、大事なポイントも全部おさえてある。昼ごはん中に1単元目を通せば、おかずなしで白米が食べられる内容ですよ。
本の紹介:レジデントのための 呼吸器診療最適解_e0156318_1002869.png
 実際の症例の画像や写真が出てくるので、呼吸器専門医でも悩みがちな膠原病関連間質性肺疾患の単元なんかは、読み応えあります。

本の紹介:レジデントのための 呼吸器診療最適解_e0156318_1004011.png

 ここからは声をひそめますが、普段から相談できる、優しくて有能な呼吸器指導医がいない若手医師にとっては、この本そのものが呼吸器指導医になってくれるでしょう。この本をテーブルに置いて酒を飲んで愚痴を吐けとまではいいませんが、ローテートしている間は常にデスクに置いておくべき一冊ですね。




by otowelt | 2020-02-08 00:48 | その他

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優