COVID-19:便中SARS-CoV-2陽性は鼻咽頭スワブ検体よりも遷延する
2020年 02月 26日
便中に排出されていたとしても、それが実臨床で主な感染経路となるリスクは高くないと思います。下痢でシャーシャーなら話は変わるかもしれませんが。COVID-19における下痢はまれです。
・参考記事:COVID-19:患者の半数で便中SARS-CoV-2が陽性
Yilin Hu, et al.
SARS-CoV-2 May Persist in Digestive Tract Longer than Respiratory Tract.
Preprints 2020, 2020020354
概要:
COVID-19は世界中に拡大している。この感染症は呼吸器系を侵すが、便中にウイルスRNAが排出される症例が報告されている。これが潜在的な感染経路になる可能性も示唆されている。このケースシリーズでは、3人のCOVID-19患者(消化器症状はなし)に対して、鼻咽頭・肛門スワブをおこなったところ、呼吸器系のスワブが陰性化しているにもかかわらず、肛門スワブ陽性が遷延していた。
(3例の肛門スワブの経過:文献より引用)
・参考記事:COVID-19:患者の半数で便中SARS-CoV-2が陽性
Yilin Hu, et al.
SARS-CoV-2 May Persist in Digestive Tract Longer than Respiratory Tract.
Preprints 2020, 2020020354
概要:
COVID-19は世界中に拡大している。この感染症は呼吸器系を侵すが、便中にウイルスRNAが排出される症例が報告されている。これが潜在的な感染経路になる可能性も示唆されている。このケースシリーズでは、3人のCOVID-19患者(消化器症状はなし)に対して、鼻咽頭・肛門スワブをおこなったところ、呼吸器系のスワブが陰性化しているにもかかわらず、肛門スワブ陽性が遷延していた。
by otowelt
| 2020-02-26 00:25
| 感染症全般