COVID-19:確定症例112例の記述疫学
2020年 03月 01日
国立感染症研究所からの報告です。半数以上がダイヤモンドプリンセス号の乗客ですね。「風邪と類似」と報道されていますが、上気道症状はやはり少ない印象です。
国立感染症研究所
感染症発生動向調査及び積極的疫学調査により報告された新型コロナウイルス感染症確定症例112例の記述疫学
概要:
・2020年2月24日までに、感染症発生動向調査及び積極的疫学調査の両調査で報告がなされ、突合可能であった確定症例(PCR検査陽性)は112例だった(2020年2月24日現在)。
・男性69例、女性43例(男女比1.6:1)、年齢中央値は66.5歳(範囲15-89)で60代以上が全体の約6割だった。
・国籍は、日本75例、米国11例、中国7例、オーストラリア7例、フィリピン4例、インド3例、カナダ3例、タイ1例、香港1例。
・場所は、ダイヤモンドプリンセス72例、中国/武漢関連11例、東京都11例、和歌山県11例、千葉県2例、神奈川県1例、大阪府1例、石川県1例、国内(都道府県不明)1例、国内・国外不明1例。
・主症状は、発熱81例/112例(72%)、咳69例/112例(62%)、肺炎43例/66例(65%)、咽頭痛23例/68例(34%)、全身倦怠感20例/61例(33%)、鼻汁・鼻閉17例/64例(27%)、頭痛17例/62例(27%)、下痢11例/64例(17%)、嘔気・嘔吐5例/60例(8%)、関節・筋肉痛4例/58例(7%)、ARDS3例/41例(7%)、無症状症例は6例(5%)。
・ICU入室8例/52例(15%)、侵襲的換気(気管挿管等)11例/50例(22%)、ECMO使用5例。
・今回の分析対象となった112例において、死亡者はなかった。
国立感染症研究所
感染症発生動向調査及び積極的疫学調査により報告された新型コロナウイルス感染症確定症例112例の記述疫学
概要:
・2020年2月24日までに、感染症発生動向調査及び積極的疫学調査の両調査で報告がなされ、突合可能であった確定症例(PCR検査陽性)は112例だった(2020年2月24日現在)。
・男性69例、女性43例(男女比1.6:1)、年齢中央値は66.5歳(範囲15-89)で60代以上が全体の約6割だった。
・国籍は、日本75例、米国11例、中国7例、オーストラリア7例、フィリピン4例、インド3例、カナダ3例、タイ1例、香港1例。
・場所は、ダイヤモンドプリンセス72例、中国/武漢関連11例、東京都11例、和歌山県11例、千葉県2例、神奈川県1例、大阪府1例、石川県1例、国内(都道府県不明)1例、国内・国外不明1例。
・主症状は、発熱81例/112例(72%)、咳69例/112例(62%)、肺炎43例/66例(65%)、咽頭痛23例/68例(34%)、全身倦怠感20例/61例(33%)、鼻汁・鼻閉17例/64例(27%)、頭痛17例/62例(27%)、下痢11例/64例(17%)、嘔気・嘔吐5例/60例(8%)、関節・筋肉痛4例/58例(7%)、ARDS3例/41例(7%)、無症状症例は6例(5%)。
・ICU入室8例/52例(15%)、侵襲的換気(気管挿管等)11例/50例(22%)、ECMO使用5例。
・今回の分析対象となった112例において、死亡者はなかった。
by otowelt
| 2020-03-01 08:52
| 感染症全般