出版のお知らせ:ポケット呼吸器診療2020

 毎年アップデート出版している「ポケット呼吸器診療2020」が2020年3月31日に発売されます。前回の2019年版から25ページだけボリュームが増えました。
 今回、刊行5周年特別付録として電子書籍版(PDF版)の無料ダウンロード権が付いています!!要望が強かったので、シーニュに頑張ってもらいました。
 2019版と同様に変更があった部分は青いアミをかけて、一目で分かるように工夫をこらしています。
 また、お手元に届くころに収束していたら無用の長物になるかもしれませんが、今回感染症のところにCOVID-19の項目を作りました。

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発売日:2020年3月31日
単行本 : 266ページ
価格 : 2,000円 (税抜)
出版社 : シーニュ
著者 : 倉原 優 (国立病院機構近畿中央呼吸器センター内科)
監修 : 林 清二 (国立病院機構近畿中央呼吸器センター院長)

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<2019年版→2020年版の主な変更点>
・2019-2020 Trend Viewを巻頭に記載。
・健常者のcrackles/wheezes情報を追加。
・蜂巣肺におけるcracklesのカットオフ値を記載。
・気管支Dieulafoy病について記載。
・喀血に対するトラネキサム酸のエビデンスを追加。
・気管支鏡前のうがいについての報告を追加。
・tree-in-bud pattern画像一部変更。
・肺エコーの気胸同定について一部追記、BLUE protocolを改訂。
・胸水の鑑別として、IgG4関連肺疾患を記載。
・胸腔ドレナージの陰圧に関するエビデンスを追加。
・抗菌薬、ザバクサについて追加。
・肺炎球菌ワクチンの考え方の図を改訂。
・イナビル懸濁用を追加。
・COVID-19について項目作成。
・マイコプラズマの診断キットの情報を改訂。
・マクロライド耐性肺炎球菌について追記。
・BLNAR/BLNAIについて追記。
・A-DROPの死亡率を追記。
・HCAPの概念削除について説明追記。
・ジスロマック処方時の注意点について追記。
・百日咳届け出について追加。
・膿胸の胸腔ドレナージ基準について追記。
・ABPA・ABPMの診断基準、治療について日本アレルギー学会・日本呼吸器学会の基準を追加。
・ボリコナゾール薬価を改訂。
・ST合剤と血清クレアチニン上昇について追記。
・N. transvalensisについて追記。
・LTBIのエビデンスを追記。
・LTBI治療にイソニアジド+リファンピシンの選択肢を追加。
・抗酸菌感染症治療時に注意すべき生物学的製剤に、トレムフィア、スキリージ、スマイラフ、リンヴォック追加。
・結核の死亡率について追記。
・結核の治療中断について追記。
・未治療結核の薬剤耐性率の表を追加。
・抗結核薬の髄液移行について記載。
・リファンピシンとの併用注意・禁忌薬剤を追加。
・インターフェロンγ抗体陽性についてのエビデンスを追加。
・非結核性抗酸菌症に対するアジスロマイシンの適応拡大について記載。
・M. abscessus症のイミペネム・アミカシンについて追記。
・M. massilienseについて補足。
・まれな非結核性抗酸菌症の治療について表を追加。
・喘息・COPDの吸入薬保険適用について図を追加。
・吸入薬にブデホル、テリルジー、ビレーズトリ、ビベスピを追加。
・喘息治療ステップの表を喘息管理ガイドライン→アレルギー総合ガイドラインのものに変更。
・シムビコート・ブデホルのNovel START・PRACTICALレジメンを追加。
・喘息の治療に、舌下免疫療法を追加。
・喘息に対する抗体医薬品の表を改訂。
・AERDに対するメチルプレドニゾロン信奉についてコメントを追加。
・COPDの治療に、テリルジー、ビレーズトリ、ビベスピを追加。
・COPDに対するTLDのエビデンスを追記。
・COPD増悪における抗菌薬使用のエビデンスを追記。
・反復唾液嚥下テストについて追加。
・スイングヘラーの吸入法のイラストを追加。
・IIPsの疫学について追記。
・PF-ILDに対するオフェブのエビデンスを追加。
・ILAについて記載。
・PPFEの診断基準を作成。
・fibrosing OPについて記載。
・エンドキサンの使用法を追加。
・膠原病の診断基準を一部掲載:関節リウマチ、Sjögren症候群、全身性強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎
・IgG4関連呼吸器疾患の診断基準を改訂。
・LAMのMMPHについて記載。
・肺胞蛋白症(PAP)の項目を作成。
・オンコマインについて追加。
・非小細胞肺癌の臨床試験のエビデンス更新:CheckMate-227試験、IMpower110試験、KEYNOTE-042試験、FLAURA試験、NEJ009試験など
・ポートラーザのSQUIRE試験について記載。
・I-OのILD頻度について追記。
・ROS1遺伝子転座陽性に対するロズリートレクについて記載。
・NTRK遺伝子変異陽性の項目を作成。
・小細胞肺癌の臨床試験のエビデンス更新:IMpower133試験、CASPIAN試験など
・小細胞肺癌のレジメンにテセントリク併用を追加。
・MSI-Highについて記載。
・発熱性好中球減少症の重症度診断にCISNEスコアを追加。
・悪性胸膜中皮腫の患者サポートについて記載。
・ゾメタとランマークの投与法のエビデンスを追加。
・ANCA陽性率を記載。
・ANCA関連血管炎の治療フローを改訂。
・アバコパンについて記載。
・AEPの予後不良例について記載。
・CHPの診断基準をMorissetらのものから日本の報告をもとにした修正版へ改訂。
・慢性夏型過敏性肺炎の診断基準を掲載。
・じん肺におけるPETについて記載。
・咳喘息の診断基準を改訂。
・好酸球性副鼻腔炎に対する抗体医薬品について記載。
・ネーザルハイフローの病棟指示例を記載。
・low tidal strategyについて記載。
・静脈血液ガス分析について記載。
・気胸に対して胸腔ドレーンを挿入しないエビデンスを記載。
・月経随伴性気胸のエビデンスを追加。
・肺高血圧症の分類を改訂。
・全身性強皮症による肺高血圧症について追記。
・右心カテーテル結果の解釈について追記。
・肺高血圧症のリスク評価について表を作成。
・間質性肺疾患合併例に対する肺高血圧症治療薬の注意点を記載。


 このマニュアルは「できるだけコンパクトかつ有用な安い書籍」を目標にしていますが、限りなく最新の文献に基づいた疾患情報を提供できるよう心がけています。実臨床で使用することを最優先に、不要な贅肉を極限までこそぎ落としているつもりです。

 呼吸器を診療する医師のポケットに長く入れていただけるよう、これからも努力致しますので、よろしくお願い申し上げます。「こういった内容の方がよい」「こういった項目を入れて欲しい」などの叱咤激励もお待ちしております。

 最後に、シーニュの藤本浩喜様、監修を引き受けていただいた当院院長の林清二先生に心より感謝申し上げます。


by otowelt | 2020-03-12 17:18 | 呼吸器その他

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優