本の紹介:高齢者のための高血圧診療
2020年 04月 04日
献本ありがとうございます。名郷直樹先生著、岩田健太郎先生監修・著の「高齢者のための高血圧診療」という本です。シリーズ3作目でしょうか。

発売日:2020年3月23日
単行本 : 224 ページ
価格 : 3,850円 (税込)
出版社 : 丸善出版
著者 : 名郷直樹先生著、岩田健太郎先生監修・著
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通読して感じたことは、こりゃあ「高血圧という窓を通してみて哲学の本」だということです。最近、良い意味で裏切られる本が増えてきています。嬉しいことです。
この本には、いわゆるマニュアル本のように、アムロジピン5mgウンタラカンタラ・・・、副作用にはコレを気を付けてウンタラカンタラ・・・・という内容は出てきません。高齢者の高血圧診療をどう向き合うか、彼らの何が問題なのか、そしてなぜ血圧をそもそも毎日測るのか、など、医学書としての視点は異彩を放っています。
医師が高血圧の診療をどうやって学ぼうか、というための本ではなくて、普段から高齢者の高血圧を診ている多くの医師が脱皮する上でのパラダイムシフト、そういう本です。
後半に名郷先生と岩田先生と対談が掲載されているのですが、高血圧の話はどこにいったの!というくらい、老い、人生、そして死について、深い議論がなされています。200ページ余りの本で、この深みに到達できたことは読者としては驚くばかりです。

発売日:2020年3月23日
単行本 : 224 ページ
価格 : 3,850円 (税込)
出版社 : 丸善出版
著者 : 名郷直樹先生著、岩田健太郎先生監修・著

通読して感じたことは、こりゃあ「高血圧という窓を通してみて哲学の本」だということです。最近、良い意味で裏切られる本が増えてきています。嬉しいことです。
この本には、いわゆるマニュアル本のように、アムロジピン5mgウンタラカンタラ・・・、副作用にはコレを気を付けてウンタラカンタラ・・・・という内容は出てきません。高齢者の高血圧診療をどう向き合うか、彼らの何が問題なのか、そしてなぜ血圧をそもそも毎日測るのか、など、医学書としての視点は異彩を放っています。
医師が高血圧の診療をどうやって学ぼうか、というための本ではなくて、普段から高齢者の高血圧を診ている多くの医師が脱皮する上でのパラダイムシフト、そういう本です。

後半に名郷先生と岩田先生と対談が掲載されているのですが、高血圧の話はどこにいったの!というくらい、老い、人生、そして死について、深い議論がなされています。200ページ余りの本で、この深みに到達できたことは読者としては驚くばかりです。
by otowelt
| 2020-04-04 00:08
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