COVID-19:COVID-19と酸素療法
2020年 04月 09日
鼻カニューレが意外とリスキーかもしれませんね。
Martina Ferioli,et al.
Protecting healthcare workers from SARS-CoV-2 infection: practical indications.
European Respiratory Review 2020 29: 200068; DOI: 10.1183/16000617.0068-2020
COVID-19は、飛沫を介して空中に飛散する。感染率は一般的なインフルエンザよりも高いとされており、医療従事者は、特に酸素カニューレやNIVなどの呼吸装置を使用する場合、感染リスクが高くなる。
45°傾斜した病院ベッドに座っている70kgの成人男性シミュレーターを用いて、陰圧室で行われたSARS-CoV-2の飛散に関するデータは表のようになった。
表. 酸素デバイスごとの飛散
口鼻マスクを介したCPAPと、エアクッションのあるヘルメットを介したNIVがもっとも飛散リスクが低かった。
図. 高流量鼻カニューレ時
高流量鼻カニューレ装着時には、サージカルマスクを患者の口に装着することで飛散を減らすことが可能かもしれない。
Martina Ferioli,et al.
Protecting healthcare workers from SARS-CoV-2 infection: practical indications.
European Respiratory Review 2020 29: 200068; DOI: 10.1183/16000617.0068-2020
COVID-19は、飛沫を介して空中に飛散する。感染率は一般的なインフルエンザよりも高いとされており、医療従事者は、特に酸素カニューレやNIVなどの呼吸装置を使用する場合、感染リスクが高くなる。
45°傾斜した病院ベッドに座っている70kgの成人男性シミュレーターを用いて、陰圧室で行われたSARS-CoV-2の飛散に関するデータは表のようになった。
表. 酸素デバイスごとの飛散
口鼻マスクを介したCPAPと、エアクッションのあるヘルメットを介したNIVがもっとも飛散リスクが低かった。
高流量鼻カニューレ装着時には、サージカルマスクを患者の口に装着することで飛散を減らすことが可能かもしれない。
by otowelt
| 2020-04-09 10:19
| 感染症全般