本の紹介:プロの対話から学ぶ感染症
2020年 04月 21日
献本ありがとうございます。これはすごいメンツだ。2段飛ばしの議論展開を目の当たりにすると、感嘆しか出ない。
岡先生の「酒屋は将来、失くなる」という酒屋の父の予言で吹いてしまいました。やられた。

発売日:2020年4月15日
単行本 : 240 ページ
価格 : 4,500円 (税抜)
出版社 : メディカルサイエンスインターナショナル
著者 : 岩田健太郎先生, 青柳有紀先生, 岡 秀昭先生, 本田 仁先生
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感染症のプロの先生方がケーススタディをもとに対話する本なのですが、対話のレベルが読者の想定のはるか上を行っています。寝転んで読もうとしたら、面食らってしまったので、ちょっと姿勢を正して読ませていただきました。
読者にとっては難しい症例でも、最初からみなさんわかっているのか、余談の中にちょいちょい答えが出てきて、いつの間にか全員そうですよねみたいな流れになっているのが、ちょっとビックリする。

対話の中に登場する、余談が小気味よい。「ショーシャンクの空に」とか「メルセデス切開痕」とか。
岩田先生が時におっしゃっている「呼吸器内科医は画像dependentだ」というご意見。ここでも出てきました。実はこれ、結構気を付けないと・・・と思っていて。長く呼吸器内科医をやっていると、胸部CTに頼りがちになってしまう人は多いですし、自分がそうでないとも断言できない。
初期研修医というより、これは後期研修医からベテラン医師が読むべき一冊。
岡先生の「酒屋は将来、失くなる」という酒屋の父の予言で吹いてしまいました。やられた。

発売日:2020年4月15日
単行本 : 240 ページ
価格 : 4,500円 (税抜)
出版社 : メディカルサイエンスインターナショナル
著者 : 岩田健太郎先生, 青柳有紀先生, 岡 秀昭先生, 本田 仁先生

感染症のプロの先生方がケーススタディをもとに対話する本なのですが、対話のレベルが読者の想定のはるか上を行っています。寝転んで読もうとしたら、面食らってしまったので、ちょっと姿勢を正して読ませていただきました。
読者にとっては難しい症例でも、最初からみなさんわかっているのか、余談の中にちょいちょい答えが出てきて、いつの間にか全員そうですよねみたいな流れになっているのが、ちょっとビックリする。

対話の中に登場する、余談が小気味よい。「ショーシャンクの空に」とか「メルセデス切開痕」とか。
岩田先生が時におっしゃっている「呼吸器内科医は画像dependentだ」というご意見。ここでも出てきました。実はこれ、結構気を付けないと・・・と思っていて。長く呼吸器内科医をやっていると、胸部CTに頼りがちになってしまう人は多いですし、自分がそうでないとも断言できない。
初期研修医というより、これは後期研修医からベテラン医師が読むべき一冊。
by otowelt
| 2020-04-21 00:22
| その他