
Angie N. Ton, et al.
COVID-19 drive through testing: An effective strategy for conserving personal protective equipment
American Journal of Infection Control, DOI: https://doi.org/10.1016/j.ajic.2020.04.010
概要:
Mayoクリニックによる、ドライブスルーPCRを適用することでPPE消費が削減できるのではないかという試算。車内に被験者は待機してもらい、外から鼻咽頭スワブ検査をおこなう。検査場所は3ステーション設置し、1ステーションあたりフルPPEで対応するスタッフが2人。手袋は交換することを義務付け、フェイスシールドは1日1つ、マスクは1日2枚、ガウンは1日4枚使用。その他外回りスタッフは、マスク1日2枚、手袋1日4回の交換を要する。
フルオペレーションで7日間観察すると、1153人の被験者が検査を受けた(平均192人/日)。この192人/日に対してPCRを病院で行うと、1日あたりマスク1152枚、ガウン960枚、手袋960セットを消費する。しかし、これをドライブスルーにするとマスク42枚(96%減)、ガウン24枚(97%減)、手袋504セット(47%減)に抑制できることが分かった。