肺サルコイドーシスの4人に1人が混合性換気障害
2020年 07月 07日
当院でも似たような傾向になっている印象です。Kouranos V, et al.
Mixed ventilatory defects in pulmonary sarcoidosis: prevalence and clinical features.
Chest. 2020 Jun 11. pii: S0012-3692(20)31656-1.
背景:
肺サルコイドーシスのコホート研究において、換気障害異常は拘束性と閉塞性に分類されているが、混合性換気障害は看過されている。
リサーチクエスチョン:
肺サルコイドーシス患者における混合性換気障害の頻度を評価する。
試験デザインおよび方法:
肺サルコイドーシス(1110人)において、混合性換気障害をATS/ERS基準を用いて評価した。臨床データ、肺機能などを診療録から抽出した。2人の独立した放射線科医によって、胸部レントゲン写真が評価された。
結果:
混合性換気障害は10.4%にみられ、気流閉塞のある患者にしぼると25.9%にのぼった。気流閉塞のみのある患者と比較すると、混合性換気障害は低DLCO(50.7 ± 16.3 vs 70.8 ± 18.1, p<0.0001)、病期IVの存在(63.5% vs 38.3%, p<0.0001)、高死亡率(ハザード比2.36; 95%信頼区間1.34-4.15; p=0.003)と関連していた。組織診断、臨床診断などのサブグループにわけても結果は同様だった。
結論:
混合性換気障害は気流閉塞のある肺サルコイドーシス患者の約25%にのぼり、低DLCO、病期IV、高死亡率が多くみられた。
by otowelt
| 2020-07-07 00:41
| サルコイドーシス









