メタアナリシス:COPDに対するOPEP治療デバイス

メタアナリシス:COPDに対するOPEP治療デバイス_e0156318_16173294.png AcapellaについてはYouTubeにたくさん動画が転がっています。

・YouTube:Acapella | An introduction to Physiology and Vibratory PEP Therapy

Saeed M Alghamdi, et al.
Use of oscillatory positive expiratory pressure (OPEP) devices to augment sputum clearance in COPD: a systematic review and meta-analysis
Thorax. 2020 Aug 11;thoraxjnl-2019-214360.


背景:
 OPEP治療(例:Acapella Choice, Smiths Medical, Minneapolis)デバイスは、COPDの喀痰クリアランスを促進することを目的としているが、治療的ポジションは不明確である。過去の文献をレビューし、OPEPの使用についてのエビデンスを確立することを目的とした。

方法:
 2020年3月まで、電子データベース(PubMed、CINAHL、Medline(Ovid)、Cochrane、Embase)から抽出され、COPD患者に対するOPEPデバイスの有効性を評価した臨床試験が検索された。2人の独立したレビュアーがタイトル、要約、全文をからデータを抽出した。

結果:
 77件の文献レビューの後、8件(6件のランダム化比較試験および2件のクロスオーバー研究)が対象となった。OPEP治療デバイスの使用は、COPD症状の軽減と増悪の軽減(オッズ比0.37、95%信頼区間0.19-0.72)、運動耐容能の改善、6分間歩行距離の改善(平均差49.8 m、95%信頼区間14.2m-85.5m; p = 0.009)と関連していた。しかし、研究のほとんどが短期のもので、バイアスリスクが高かった。

結論:
 OPEP治療デバイスの使用はCOPDに良好な影響を与える可能性があるが、効果量の観点から信頼性が低いため、長期的な有効性を評価する必要がある。





by otowelt | 2020-10-18 00:37 | 気管支喘息・COPD

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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