アテキュラ・エナジアにおけるモメタゾンの用量設定

喘息診療医の方々へ、情報共有です。

・アテキュラ・エナジアにおけるモメタゾンの用量設定
 前提としてアズマネックスをツイストヘラーで吸入した場合とアテキュラ・エナジアをブリーズヘラーで吸入した際にそれぞれ同じ量のモメタゾンが肺に到達するようにモメタゾンの用量が設定された。
 アズマネックスとアテキュラ・エナジアでは吸入デバイスが異なることからモメタゾンの肺への到達率が異なる。また、アテキュラ・エナジアでは配合されている成分が異なるために肺への到達率を考慮すると、モメタゾンの容量も異なる結果となった。
 エナジアに含まれるグリコピロニウムは凝集性の高い成分であり、凝集を防ぐための成分としてステアリン酸マグネシウムを配合している。その凝集抑制作用が加わることによって、エナジアはアテキュラに加えてモメタゾンの容量がさらに少なくなった。
 よって、アテキュラ・エナジアはICSの用量設定ごとにモメタゾンの用量は異なるが、同等の量が肺へ到達し、同等の効果を示す事をトラフの血中濃度や1秒量などを指標とした臨床試験で確認している。

by otowelt | 2020-10-01 14:41 | 気管支喘息・COPD

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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