呼吸器内科領域で数年に一度出るか出ないかの名著です。もう一度言います。数年に一度出るか出ないか、です。
これを買わずして、我々はいったい何を買えばよいのか。そういう医学書です。その道のレジェンドの先生がたくさん登場します。NTM診療をしている医師は、コレを持っていなけりゃモグリです。

発売日:2020年10月19日
単行本 : 272 ページ
価格 : 5,000円 (税抜)
出版社 : 医学書院
編集 : 長谷川直樹 先生/朝倉崇徳 先生
単行本 : 272 ページ
価格 : 5,000円 (税抜)
出版社 : 医学書院
編集 : 長谷川直樹 先生/朝倉崇徳 先生
非結核性抗酸菌症診療マニュアルの完成度も十分高いのですが、それに輪をかけてこの本がマジパネェところは、エキスパートの先生のノウハウがぎっしり詰まっている点です。ギッシリどころではない、ミッチリです。
たとえば、CAM耐性MACに対してCAMを継続するかどうか問題。これってアメリカの基礎研究データはあるもののエビデンスとしての結論は出ていません。そんなlimitationがある中でも、菌の選択圧の話や、一定期間CAMを中止してみるという私見が述べられている点など、目から鱗が落ちるページが多数。
呼吸器内科医は、"全集中"して読んでください。