
Quigley N, et al.
Aetiology, diagnosis and treatment of moderate-to-severe haemoptysis in a North American academic centre.
ERJ Open Res . 2020 Oct 19;6(4):00204-2020.
重大な喀血は、患者と臨床医の両方にとって恐ろしい出来事である。このテーマに関するデータはまだ不足している。
方法:
方法:
これは、三次病院における5年間の追跡において、1日50mLを超える喀血で入院した患者の後ろ向き解析である。患者の臨床的特徴、喀血の原因、マネジメント、アウトカムが調べられた。喀血は50-200mL/日のものを中等症、200mL/日を超えるものを重症と定義した。
結果:
BAEがもっとも治療アプローチとして多かった(61.8%)。全体の73.5%で止血が得られた。院内死亡率は13.9%で、中等症3.3%、重症24.7%と開きがみられた。より重症の出血のある患者に好まれるアプローチであるが、初回BAE療法は非BAE療法と比較して死亡率が低くなる傾向にあった。
結論:
われわれの集団では、中等症~重症の喀血は肺癌と気管支拡張症によるものが主だった。BAEは重要なマネジメントツールである。