朝日新聞の『家族と迎えられぬ最期 「なぜ私がここに」看護師の自問』(URL:https://www.asahi.com/articles/ASNDZ5V2KNDTPTIL01Q.html)という記事に掲載された、当院のCOVID-19病棟の動画です(3分41秒)。1つの病棟を全面改装し、現在45床稼働しております。フェーズ4が続く場合、さらなる増床を検討しています。
■YouTube動画 URL:https://youtu.be/SL_XcveivjE


当院は軽症中等症病床として対応しています。肺炎がみられる中等症以上の患者さんが90%であり、第3波以降のCOVID-19患者さんのうち11%が重症化(高流量鼻カニュラ酸素療法以上を適用)しています。第1波・2波は寝たきり高齢者が多かった印象ですが、最近は50~70歳代の基礎疾患がある両側肺炎の患者さんが増えています。
看護師長がインタビューで答えているように、大阪府内では重症病床が逼迫しているため、人工呼吸器やECMOを離脱して改善傾向がある症例を、当院でもできるだけ引き受けております。反面、いつ重症化病床に転院をお願いするかというタイミングは難しく、時間単位で増悪するケースが少なからずあることから、大阪府入院フォローアップセンターと密に連携を取りながら対応している状況です。第3波までの経験を経て、ある程度の割合、通常酸素療法で粘れるケースがあるように感じています。