COVID-19:イスラエルにおけるSARS-CoV-2ワクチンの効果は?
2021年 02月 06日
フィナンシャルタイムズに興味深いニュースがありました。ワイツマン科学研究所のデータを引用しているものです。
Israel provides first signs of mass vaccination driving down virus cases (URL:https://www.ft.com/content/0cdc8563-1e6d-4089-bedb-b0f675c0d683)
イスラエルは3度目のロックダウン中に国策でワクチンをバンバン接種しているため、新規SARS-CoV-2陽性例が減少した原因が、ワクチン接種によるものかロックダウンによるものか、はっきりしませんでした。
論文はPeer Reviewを受けていないものですが、Git Hubで公開されています(Corresponding AuthorのEran Segal先生がTwitterでアドレスを公開されています)。
論文はPeer Reviewを受けていないものですが、Git Hubで公開されています(Corresponding AuthorのEran Segal先生がTwitterでアドレスを公開されています)。
今冬の新規感染例発生ピークを100%としたときの相対的減少を縦軸に取った場合、ワクチンを接種している年齢層(60歳以上:1回目接種率88.9%, 2回目接種率77.9%)と接種をすすめている年齢層(0-59歳:2回目接種率約20%)を比較すると、前回のロックダウンより明らかに患者が減っているというものです(新規感染例:46%減 vs 18%減)。
いささか恣意的なリリースのようにも見えますが、期待できるデータには違いないので続報を待ちたいと思います。
by otowelt
| 2021-02-06 12:59
| 感染症全般