COVID-19:12~15歳に対するファイザーワクチンの有効性は100%

COVID-19:12~15歳に対するファイザーワクチンの有効性は100%_e0156318_23173410.png
ファイザーの臨床試験が報告されたあの瞬間、COVID-19を収束させる手段は、おそらくワクチンしかないことは多くの医療従事者が悟っていたと思います。副反応を正しくこわがることは大事ですが、そんな懸念を吹っ飛ばすほどの有効性でした。

小児にもおそらく接種が推奨されていくでしょう。ただ、石橋をたたかないと前進できない保守的な日本では、残念ながらワクチン施策はなかなか進まないでしょう。


■BMJから速報ニュースが流れました。ファイザー/BioNTechの新型コロナワクチンは12~15歳に対するSARS-CoV-2は100%の有効性がみられたとのことです。これは、ワクチン接種群で1人もCOVID-19患者が発生しなかったということを意味します。

■第III相試験には、アメリカの2260人の子供が含まれました。プラセボ群(n=1129)では合計18例のCOVID-19が観察されましたが、ワクチン接種群(n=1131)では1例も報告されませんでした(有効性100%)。忍容性についても高く、16~25歳で検討されたものと一致していました。

■どれだけ大人にワクチンをうっても、学童児を介して広がっていく懸念は残っていましたので、これがもし現実的に問題ない施策となった場合、集団検査・水際対策・ロックダウンなどをすすめるよりも、若年層へワクチンを接種するプランのほうが収束可能性は高まると思われます。

■なお、ファイザー/BioNTechのmRNAワクチンは、すでにイスラエルの一部の小児にも接種されており、特にウイルス性疾患に対するリスクが高い患児には積極的にすすめられます。




by otowelt | 2021-04-02 23:19 | 感染症全般

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30