METREX試験・METREO試験メタアナリシス:好酸球性COPDに対するメポリズマブ
2021年 07月 28日
ヌーカラは、すでに4月21日に在宅自己注射指導管理料の対象薬剤となっています。これだけエビデンスが蓄積されれば、COPDに使用できる日が来るかもしれませんね。
- 概要
■COPD患者におけるメポリズマブを調査した52週間のMETREX試験およびMETREO試験からの患者データのメタアナリシスである。試験登録時の血中好酸球数150 /μL以上または過去1年間の血中好酸球数300 /μL以上が対象となっている。
■METREX(117106 / NCT02105948)試験およびMETREO(117113 / NCT02105961)試験において、ランダム化された患者は、トリプル吸入療法にメポリズマブあるいはプラセボを投与された。中等度/重度のCOPD年間増悪率(主要評価項目)がメポリズマブ全用量でプラセボと比較された。副次的評価項目には、初回の中等度/重度の増悪までの期間、救急受診・入院につながる増悪、健康関連QOLが含まれた。
■合計1510人の患者がMETREX試験およびMETREO試験にランダム化され、1136人の患者が事前に指定されたメタアナリシスに含まれた。メタアナリシスでは、メポリズマブ100 mg皮下注は、プラセボと比較して年間の中等度/重度の増悪率を18%減少させ(率比0.82; 95%信頼区間0.71-0.95; p = 0.006)、初回の中等度/重度の増悪までの時間を有意に延長させた(ハザード比0.80、95%信頼区間0.68-0.94]; p = 0.006)。また、プラセボと比較してメポリズマブ100mg皮下注は救急受診・入院につながる増悪を減少した。スクリーニング時の血中好酸球数の増加に伴い、増悪に対する有効性が示された。この関係は、経口ステロイドを必要とする増悪患者においてより顕著にみられた。
好酸球性フェノタイプを有するCOPDというニッチな領域ではありますが、現時点ではメポリズマブのエビデンスがもっとも豊富ということになります。
by otowelt
| 2021-07-28 00:56
| 気管支喘息・COPD