COVID-19:大阪府と東京都の現状(8月1日現在)

COVID-19:大阪府と東京都の現状(8月1日現在)_e0156318_00045953.png

東京都における感染者数の内訳を見てわかるように、第5波は第3波を明確に超えてきました。東京都の確保病床が約6000床なので、かなり危ない橋を渡っているなという印象です。ECMONETの動向を見る限り、人工呼吸器装着の大波はまだ到来していない印象ですが、ここから1週間~10日後あたりにどうなっているか、注視が必要です。

若い患者さんが多いため、そこまで重症化にいたらずに中等症IIで止まってくれるパターンがマジョリティであれば、ありがたいところですが・・・。

COVID-19:大阪府と東京都の現状(8月1日現在)_e0156318_00082291.png
大阪府については、府のデータベースで自宅療養者数がプロットされていないのでそのパラメータのみ割愛しますが(大阪市のページには毎日更新されているようですがCSVで拾えなかった)、ホテル療養の逼迫がかなりはやく、現場のスタッフが悲鳴をあげています。第4波を上回る速度でホテルの空き部屋が減っています。

第5波、若い患者さんが多いためか、カロナールで太刀打ちできない高熱を訴えるケースが多く、NSAIDsを投入することも多いです。大阪府の場合、第4波のように中等症IIばかりという感じではなく、基本的には軽症~中等症Iがまず入院してきている印象で、今のところゴールデンウィークのアルファ型変異ウイルスのほうが凶悪だったという印象です。

しかしその景色も、来週~再来週には変わるのだろうか・・・。神のみぞ知る。

それにしても菅首相が推しているロナプリーブ、現状入院患者さんにしか使えませんし、発注して納入まで日数がかかるため、かなり使い勝手が悪いです。

7月30日の第56回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議に忽那先生が参加されており、とてもうれしく思いました。



by otowelt | 2021-08-01 08:24 | 感染症全般

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優