COVID-19:大阪府の現状(9月18日)

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うまい具合になぜ新規感染者数が減るのかということが話題ですが、西浦先生が新規感染者数の減少についてm3で解説されています。新興感染症のSIRモデルって俯瞰的にこういう推移になるのかな?と勝手に思っていたのですが、実効再生産数と関連しているのは特定の場所(レストランとかイオンモールとか)の人流ということになります(Lancet Digit Health. 2021 Aug 31;S2589-7500(21)00144-8.、https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000833568.pdf)。

■東京でなぜ感染減少?「ワクチンと移動率」が関係(URL:https://www.m3.com/news/iryoishin/965927

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最も軽症例が多い宿泊施設の療養者数がまだまだ多い状況ですが、解除基準を満たせば急減してくるでしょう。ホテルの部屋を掃除する人、大変だろうなぁ。本当にお疲れ様です。宿泊施設で抗体カクテル療法が可能とはいえ、対象者の全員に点滴ができるわけではなく、この減少には寄与していないと思われます。


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軽症中等症病床もかなり空床が出てきました。大阪府では、第5波ピーク時に1病院で50人近く診ている施設が多かったのですが、退院が続出しています。新規感染者数および宿泊施設療養者数も減少に転じているので、来週以降さらに軽症中等症病床の入院患者は減ると予想されます。

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第5波に向けて確保された重症病床は605床という潤沢なものでしたが、今回はどうやら第4波の大波を超えることなく終わりそうです。

第6波は、前回と同じく高齢者は少なく、ワクチン未接種の若年~中高年層が主になると予想されています。これまでの波の周期と同じく11月~12月と考えられていますが、果たして。







by otowelt | 2021-09-18 00:12 | 感染症全般

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


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