出版のお知らせ:新型コロナ病棟ナース戦記

新型コロナの書籍をメディカ出版から発売します。今回のお話をいただいたとき、私は「自分の顔が表紙に載るのだけは勘弁してくれよ」と思っていました。その理由は、私はこの本の主役ではないからです。手で数えられるくらいですが、コロナ禍には何度かメディアに出演させていただいたことがあります。番組のテロップに「最前線の医師」と書かれて、心外な気持ちがありました。というのも、最前線に立っているのは医師ではなく、看護師だったからです。


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発売日:2021年12月1日
単行本 : 192ページ
価格 : 1,800円 (税抜)
出版社 : メディカ出版
著者 : 倉原 優


コロナ禍でいろいろな原稿依頼が増えていく中で、他病院のコロナ病棟のスタッフとも話す機会が増えていきました。そこで、本を書くならば、最前線に立っている看護師にヒアリングを行い「コロナ禍の記憶」を残しておこうと思ったのです。

この本は、普段書いているような医学書ではなく、私が全国の看護師からヒアリングをおこない、コロナ病棟で笑った日々・泣いた日々・起こった日々をルポ的に記録したものです。実際の現場の様子と、コロナ禍で埋もれている看護師という職業の素晴らしさを伝えるために作った、渾身の作品です。

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私達はもはやコロナ慣れしてしまいましたが、2020年春は本当に「謎のウイルス」でした。「ウイルスってそもそもこんなに肺炎を起こすの?」というくらい、入院患者さんの肺が白い現象を目の当たりにして、これまでの常識が覆された気持ちでした。

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「最前線の現場で何が起きていたのか」というキャッチ―なサブタイトルをつけていますが、そこにいた看護師の現場感を尊重しつつ、できるだけ大げさでない記述を心がけました。

信頼できるSNSアカウントにも協力いただき、全国的に広くヒアリングできたのではないかと思っています。ご協力いただいた看護師の皆様、ありがとうございます。

口下手なので普段なかなか言えませんが、レッドゾーンの最前線で頑張ってくれた看護師に心から感謝申し上げます。もう大きな波が来ないという希望も込めて、ここは敢えて「頑張ってくれた」と過去形で書きましょう。




by otowelt | 2021-11-15 06:00 | その他

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


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