間質性肺疾患患者における爪床毛細血管異常は膠原病の予測因子
2021年 12月 04日

レイメイ藤井のものを使うと、上記の図のように大きくは見えないのですが、明らかな異常は結構ひっかけられるので、私のような門外漢がスクリーニング的に使うレベルならよいと思います。
Jee AS, et al. Nailfold capillaroscopy by smartphone-dermatoscope for connective tissue disease diagnosis in interstitial lung disease: a prospective observational study. ERJ Open Res. 2021 Nov 8;7(4):00416-2021.
■Nailfold capillaroscopy(爪床毛細血管像:NFC)は、強皮症の診断に有効な非侵襲的ツールである。しかし、間質性肺疾患(ILD)患者において、結合組織病に伴うILD(CTD-ILD)の診断のためのNFCの役割と解釈については、まだ明らかになっていない。
■この研究では、CTD-ILD(27人)および非CTD-ILD(69人;特発性間質性肺炎42人、IPAF27人)の患者96人を対象に、スマートフォンを用いたNFCによる定量的および定性的なNFC検査を、ILD会合にて実施した。
■NFCスコアリングは、2人の独立したリウマチ専門医によって盲検下で行われた。包括的な臨床、血液検査、生理学データ、放射線学的データが含まれた。ILDにおけるCTD診断の多変量モデルは、ROC分析によって決定された経験的しきい値でのNFC特徴と臨床的な変数から検討された。
■NFCデータが得られた94人の患者(合計687画像、中央値で1人あたり8指のNFCデータ)では、低毛細血管密度(<6毛細血管ループ/mm)、巨大毛細血管増加(≧3)、無血管野(2≧以上)、微小出血のいずれもが臨床的共変量とは独立して、CTD-ILDと非CTD-ILDの鑑別能を有していた(オッズ比5.00-7.47)。多変量解析では、低毛細血管密度と微小出血が、血液検査と放射線学データに加えて、ILDにおけるCTDの独立予測因子だった。NFC微小出血は、臨床症状とは独立したCTDの強力な予測因子だった(調整後オッズ比13.45、p=0.006)。事前に設定した定性的NFC分類では、全項目でCTD-ILDのオッズ比を上昇させた(範囲3.27-8.47)。
by otowelt
| 2021-12-04 00:40
| びまん性肺疾患









