肺Mycobacterium kansasii症における主要薬剤MICおよびtime-kill study


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XDRTBでしか目にしませんが、NTMに対するベダキリン然り、プレトマニドについても報告しているグループが出てきましたね。XDRTBに対するプレトマニドについては、システマティックレビューを最近読みましたが、あまり頭に入って来ませんでした(Clin Microbiol Infect . 2021 Aug 14;S1198-743X(21)00464-X.)。

ベダキリンのMICの低さ、SGMに対する静菌活性・MBCはすでに報告されており(J Med Microbiol . 2019 Aug;68(8):1137-1139.)、NTM診療において有望視される薬剤の1つでもあります。


Srivastava S, et al. An overview of drugs for the treatment of Mycobacterium kansasii pulmonary disease. J Glob Antimicrob Resist . 2021 Dec 18;S2213-7165(21)00284-8.

  • 概要
■肺Mycobacterium kansasii症に対する薬剤の有効性を、MICおよびtime-kill studyにより判定・比較検討することを目的とした。

■ATCC 12478および臨床分離株20株に対して13種類の薬剤を用いてMICを測定し、異なるクラスの18薬剤を用いてtime-kill studyを実施した。β-ラクタム系は、β-ラクタマーゼ阻害剤アビバクタムとの併用・非併用で試験した。薬物濃度と菌量の関係は、Inhibitory Sigmoid Emaxモデルにより算出した。

■MICで試験した13薬剤のうち、最低MICを記録したのはベダキリンだった。time-kill studyに用いた18薬剤のうち、セフジニル、テビペネム、クラリスロマイシン、アジスロマイシン、モキシフロキサシン、レボフロキサシン、テディゾリド、ベダキリン、プレトマニド、telacebacによる最大殺菌量は標準併用療法薬剤(イソニアジド、リファンピシン、エタンブトール)より大きいことが確認された。






by otowelt | 2021-12-24 00:38 | 抗酸菌感染症