COVID-19:大阪府の現状(1月19日)


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大阪府の新規陽性者は、1月18日に5396人という過去最高を記録しました。グラフをみると、ブルジュ・ハリファみたいな尖がったグラフになっています。オミクロン株おそるべし。大阪府内の小学校も50校以上が休校となっており、東京都で小児の感染者数が増えていることから、今後、子どもの感染で休職せざるを得ない親も増えてくると予想されます。

職員の濃厚接触者問題は避けて通れないため、全国の多くのICTで検討されていることと思います。基本的に6日目にPCRあるいは抗原定量検査の陰性を確認することになりますが、毎日陰性確認の上、就業も可能です。しかし、院内クラスターが起きれば、内部から瓦解していくことは明白なので、各病院ともふたたび厳しい面会制限を設け始めている印象です。

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現在の感染者数は2万人を超えてきました。おそらくさらに記録を更新すると思われます。ただ、かなり軽症例が多いことは報道にある通りで、自宅療養をしていても悪化して入院になるケースはかなり少ない状況です。
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オミクロン株は軽症者が多いため、自宅療養とともに宿泊施設の療養者数も増加しています。大阪府内の宿泊施設は1万室ほどあるのですが、急速に増加するとスタッフの業務が追い付きませんので、調整中になっている陽性者が多数発生している状況です。
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軽症中等症病床の入院患者数も急速に増えてきました。胸部画像検査で肺炎が同定されるケースはほとんどなく、血液検査をしても第4波・第5波のときにみられたようなAST・ALT・LDH・フェリチンの著増はみられません。典型的には38度前後の発熱で入院して、次第に解熱して退院していくという感じです。ゼビュディやラゲブリオを使用していますが、その恩恵を受けているのかどうか正直よく分かりません(エビデンスを信じるしか・・・)。

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重症患者数はじわじわ増えていますが、以前ほど重症化率は高くありません。これは、ARDSに陥る症例が少ないからです。第6波に関しては重症病床はまず逼迫しないと予想されています。





by otowelt | 2022-01-19 02:03 | 感染症全般

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優