イミペネム/シラスタチンの供給不足

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2021年8月に開示されているように、日本ケミファのチエペネムの販売中止が決定しており、年度末くらいに在庫が切れるのでは、とのことです。

販売中止にいたった理由は、原料価格が高騰しており、採算がとれないからだそうです。

これを受けて、チエナム(MSD)、チエクール(沢井)の供給が厳しくなっているようで、水面下で争奪戦が始まっています。

呼吸器内科領域でイミペネム/シラスタチンを使用するのは、非結核性抗酸菌症の場合がほとんどで、特に肺M. abscessus症ではキードラッグの1つとなります。 一部の細菌感染症やESBLでもカルバペネム系抗菌薬を使用することがありますが、非結核性抗酸菌症の治療のために温存しておきたいところです。




by otowelt | 2022-01-21 10:25 | 感染症全般

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優