肺MAC症に気腫が与える予後不良リスク
2022年 02月 25日
NTMがCOPDの発症リスクという報告もありますが(Lung. 2014 Jun;192(3):403-11.)、その逆もおそらく然りで、多くの呼吸器疾患のリスクは相補的な存在にあります。
Takasaka N, et al. Impact of emphysema on the prognosis of Mycobacterium avium complex pulmonary disease. Respir Med . 2022 Jan 10;192:106738.
- 概要
■COPDは、肺Mycobacterium avium complex症(MAC-PD)の主要な併存疾患である。MAC-PDの死亡率に対する気腫の影響を明らかにすることを目的とした。
■2014年1月から2018年12月までに東京慈恵会医科大学附属第三病院でMAC-PDを発症した患者203人を後ろ向きに解析した。気腫の有無によるMAC-PD診断後の死亡率および慢性肺アスペルギルス症(CPA)発症率を検討した。
■多変量Cox比例ハザード回帰分析により、MAC-PD患者における以下の予後不良因子が示された。気腫(ハザード比11.46,95%信頼区間1.30-100.90,P = 0.028 ),空洞(ハザード比3.12,95%信頼区間1.22-7.94,P = 0.017 ),低体重指数(<18.5 kg/m2 )(ハザード比4.62,95%信頼区間1.63-13.11,P = 0.004 )。気腫を有するMAC-PD患者の死亡率およびCPAの発生率は、気腫を有しない患者より高かった(P < 0.0001、P < 0.0001)。
by otowelt
| 2022-02-25 00:45
| 抗酸菌感染症










