COVID-19:大阪府の現状(2月26日)

ウクライナ侵攻のニュースで新型コロナ関連の報道が吹っ飛んでしまいましたが、大阪府の医療逼迫は、「ダラダラと下げ止まって中途半端な状態」と表現される現状です。オミクロン株のエピカーブは急峻に始まり即座に終わるという予想をしていたので、このままBA.2に置き換わって高止まりになったり増加に転じたりするのは、ちょっと勘弁願いたいところです。

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大阪府の新規陽性者数は一時1.5万人にまで到達しましたが、現在1万人を下回っています。報告数のボラティリティが非常に激しく、曜日ごとに一喜一憂する日が続いています。

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軽症中等症病床使用率は一時100%を超えましたが、その後3000床を下回って推移しています。まだ3回目のワクチンが接種できていない高齢者が中等症以上になりやすく、在院日数の長さに影響しているのはそういった集団だと感じています。スマイルホテル新大阪がオープンしましたが、どのくらいこの後方支援施設が稼働するのか期待したいところです(しかし、大阪市や大阪府南部からは距離が・・・)。

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重症患者数は第5波のピークに並びましたが、2月中旬ほどARDSで重症病床に送らなければならない症例ばかりというフェーズは過ぎている印象です。軽症中等症病床のピークアウトとともに重症病床患者数も減少に転じてくれるのではないか、という淡い期待を持っています。




by otowelt | 2022-02-26 00:02 | 感染症全般

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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