SABINA III研究:5人に1人以上がSABAの過剰処方
2022年 06月 25日
海外ではOTCでSABAを購入できるというのが日本とは違うところですね。
■参考記事:SABINA III研究:SABAの過剰使用は喘息コントロール悪化や重症喘息と関連(URL:https://pulmonary.exblog.jp/29672498/)
Yorgancıoğlu A, et al. Short-acting β 2-agonist prescription patterns in patients with asthma in Turkey: results from SABINA III. BMC Pulm Med. 2022 Jun 2;22(1):216.
■短時間作用型β2-アゴニスト(SABA)に過度に依存することは、喘息の予後不良と関連している。しかし、トルコでは包括的な医療データベースがないため、SABA使用の程度は不明である。ここでは、SABA use IN Asthma(SABINA)III試験のトルコ人コホートにおける背景、疾患特性、治療パターンを検証する。
■この観察的横断研究は、トルコ全土の24施設の12歳以上の喘息患者を対象とした。背景、疾患特性、喘息治療に関するデータが収集された。主目的は、試験受診前の12か月間のSABA処方パターンを説明することであった。
■579人の患者(平均年齢47.4±16.1歳、女性74.3%)が含まれ、全員が専門医による治療を受けていた。ほとんどの患者が中等度から重度の喘息(82.7%、GINAステップ3-5)、過体重または肥満(70.5%)、高校または大学/大学院教育(51.8%)、全額償還型医療(97.1%)と報告された。平均喘息期間は12.0±9.9年だった。喘息は56.3%の患者で部分的にコントロールされており、46.5%が過去12か月間に1回以上の重度の増悪を経験した。全体として、23.9%の患者が過去12か月間に3缶以上のSABAを処方されており(過剰処方と考えられる)、42.9%はSABAの処方を受けていなかった。
■軽度の喘息患者はほとんどいなかったため、SABA単独処方は5.7%にとどまった。したがって、ほとんどの患者(61.5%)は維持療法に加えてSABAを処方されており、42.8%は過去12か月間に3缶以上のSABAを処方されていた。ICS、ICS/LABA、OCSは、それぞれ全患者の14.5%、88.3%、28.5%に処方されていた。また、10.2%の患者がSABAを市販で購入しており、そのうち27.1%が過去12か月間に3缶以上を購入していた。
by otowelt
| 2022-06-25 00:17
| 気管支喘息・COPD










