執筆者がタイトルやサムネイル画像で批判を受ける理由
2023年 05月 11日

私は普段から医療メディアやニュースに記事を書いていますが、「この記事にタイトルはひどい」「サムネイル画像がひどい」みたいな批判を受けることが最近多いです。これについて書きたいと思います。
■タイトルを決められない場合がある
特に大手メディアの場合そうですが、タイトルは執筆者ではなく記者や編集者が決めます。なの執筆者にまったくその意図がなくても、過激なタイトルになることがあります。
Yahoo!ニュース個人は、自分でタイトルが決められます。ただ、タイトルに「新型コロナ」「ワクチン」などの言葉が入っていないとまったく誰にも読んでもらえない記事になってしまうことがあるので、ある程度SEOを意識しないといけません。
大手メディアで、取材を受けたようなものは、ほぼ向こうが記事のタイトルを決めます。ひどい場合、発刊直前に編集長が鶴の一声でタイトルを大きく変更してくるメディアもあります。
■使用できる画像が限られている
医療系の画像で使えるものはごくごく限られています。Yahoo!個人ニュースの場合だとアフロやイメージマートなどと、医療系メディアだとPIXTAなどと契約していると思いますが、それでもテーマに合った医療系画像はかなり限られています。
サムネイル画像として使用したい「急性呼吸不全時の酸素療法の画像」がなかなかなく、外国人女性の画像を使ったところ、「なんで黒人女性の写真なんだよ」という厳しい批判をいただいたことがあります。個人的には白人でも黒人でも関係ないのでは・・・と思いますが、とりあえずそういった日本人の画像がなかったためです。
加えて、いくら著作権フリーとはいえ、「私人が映っているものはダメ」などの厳しい規定があるメディアもあり、もはや消去法的にサムネイル画像を選ばざるを得ない状況があります。
個人の場合、月額料金何万円も支払うのは現実的ではありませんので、photoACなどの著作権フリーの写真を使うことが多いです。基本的に一般向けの素材提供として作られているサイトなので、医療系の画像でぴったりのものがなかなか見つからないのが現状です。
■最終的に自分の写真をサムネイル画像に
もうこのような状態になってくると、自分の写真を使うしかありません。「自分の写真を載せて、自意識過剰?」と勘違いされるかもしれませんが、新型コロナ関連の写真がないのでサムネイル画像に自分の写真を使うのが一番手っ取り早いのです。

■まとめ
タイトルやサムネイル画像で批判を受けることが多いですが、こういった執筆者事情も知っていただけると幸いです。