「学会にはスーツをキメて行くのに、肝心のパワポがダサイ」という、悩みを抱える全ての医療従事者へ送る、この著書。
言うなれば、「明日からあなたの学会発表を変える本」です。
学会、講演、ポスター発表など、デザインで悩んでいる人。絶対買いの本でしょう。私もYahoo!ニュースでデザイン学を毎日修業しておりますが、やはりプロの意見は違います。執筆家・コラムニストとしても、非常に参考になりました。発売日:2023年2月6日
単行本 : 200ページ
価格 : 3,400円 (税別)
出版社 : 医学書院
著者: 小林 啓先生
小林先生の経歴がスゴイ。精神科医をやられたあと、2021年に株式会社CureAppにデザイナーとして就職という。彼が書かなくてこの本を誰が書くのか。
あー、こういうパワポありますよね・・・。いやほんと私もこんな感じだったので、わかりますよ。シンプルなスライドにすることで、見やすいですし、何よりカッコイイですよね。
ごちゃごちゃしたスライドって、発表しているほうも読み上げていて退屈になっちゃうんですが、洗練されたデザインだと喋りも軽やかになります。円グラフは、「Nintendo Switch リングフィット」みたいな感じにするとこんなにクールに決まるんですね。
グラフをそのままペーストするスライドもできれば避けたいところですね。グラフを作り直すって結構大変ですが、トレースした後の色の付け方や配置まで、いろいろアドバイスが載っていました。
というわけで、この「明日からあなたの学会発表を変える本」、イチオシです。