コロナ後遺症の新たな定義
2023年 06月 01日
日本ではCOVID-19後に持続的に起こる医学的な影響のことを「罹患後症状」と定めています。手引きでは「COVID-19罹患後に、感染性は消失したにもかかわらず、他に明らかな原因がなく、急性期から持続する症状や、あるいは経過の途中から新たに、または再び生じて持続する症状全般」と定義されています。 英語論文では、PASC(postacute sequelae of SARS-CoV-2 infection)、Long COVIDなどと呼ばれています。
そもそもこの病態を明らかにするためには、コンセンサスある定義が必要なのですが、いまだにナラティブな位置付けになっています。信頼性の高いデータセットを用いてこれを提唱した報告がJAMAに掲載されました。CareNetの連載で書かせていただきました。
by otowelt
| 2023-06-01 12:42
| 感染症全般