COPDに対するアノーロ vs ウルティブロ vs スピオルト
2023年 07月 12日
リアルワールドのアノーロ vs ウルティブロ vs スピオルトのデータです。COI関係にある企業はなさそうで、ニュートラルな結果ということになります。
実臨床で使っている感じでは、そんなに変わらんと思います。どれも1日1回のタイミングなので、使い勝手で選択すればよいです。
- 概要
■現在、COPDの初期治療として、増悪を繰り返す患者や中等度または重度の呼吸困難のある患者にはデュアル気管支拡張薬が推奨されている。一般的に使用されているデュアル気管支拡張薬の有効性に差があるかどうかは不明である。
■イギリスのClinical Practice Research Datalinkから、2017~2020年に治療を受けた40歳以上のCOPD患者コホートを調査した。ICS未投与のCOPDで、ビランテロール-ウメクリジニウム(VIL-UME)の投与を開始した患者、オロダテロール-チオトロピウム(OLO-TIO)を投与を開始した患者、インダカテロール-グリコピロニウム(IND-GLY)の投与を開始した患者を、1年間の中等度および重度のCOPD増悪の発生率について、傾向スコア重み付けによる調整後に比較した。
■コホートにはVIL-UME開始者15224例、OLO-TIO開始者5536例、IND-GLY開始者5059例が含まれた。VIL-UMEによる中等度または重度の増悪の調整後ハザード比は、OLO-TIOと比較して0.91(95%信頼区間0.85-0.97)、IND-GLYと比較して0.96(95%信頼区間0.89-1.03)だった。重症のCOPD増悪のリスクには有意差はなかった(OLO-TIOと比較:ハザード比1.04、95%信頼区間0.86-1.26、IND-GLYと比較:ハザード比1.05、95%信頼区間0.86-1.28)。全死亡率はIND-GLYと比較してVIL-UMEの方が低かったが(ハザード比0.82、95%信頼区間0.68-0.98)、OLO-TIOとの比較では有意差はなかった(ハザード比0.87、95%信頼区間0.72-1.04)。
by otowelt
| 2023-07-12 00:58
| 気管支喘息・COPD










