GLP-1受容体作動薬はCOPD増悪のリスクを低下
2023年 10月 06日
何かと不適切処方がさわがれているGLP-1受容体作動薬の話です。
Foer D, et al. Association of GLP-1 Receptor Agonists with COPD Exacerbations Among Patients with Type 2 Diabetes. Am J Respir Crit Care Med. 2023 Aug 30. doi: 10.1164/rccm.202303-0491OC.
- 概要
■COPDと2型糖尿病が合併すると、臨床アウトカムが不良となる。GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)は喘息増悪リスクを低下させ、COPDにおいて努力性肺活量を改善するというエビデンスがある。この研究ではGLP-1RAが他の2型糖尿病治療薬と比べてCOPD増悪率および中等度・重度増悪リスクの定価と関連するかどうか調べた。
■COPD患者1,642例を対象とした後ろ向き観察研究(2012~2022年)。曝露は、GLP-1RA、DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬、SUの処方と定義した。
■未調整のCOPD増悪回数はGLP-1RA使用者で少なかった。DPP-4i[IRR1.48;95%信頼区間1.08~2.04;P=.02]、SU[IRR2.09;95%信頼区間1.62~2.69;P<0.0001]使用者では、GLP-1RA使用者と比較して調整後の増悪率が高かった。GLP-1RAの使用は、DPP-4iおよびSU使用者と比較して重度増悪のリスクを有意に減少させ、SU使用者と比較して中等度増悪のリスクを有意に減少させた。共変量で調整した後においても、中等度増悪リスクはDPP-4i使用者と比較してGLP-1RA使用者で低かった。増悪転帰については、GLP-1RAとSGLT2阻害薬との間に有意差はなかった。
by otowelt
| 2023-10-06 00:56
| 気管支喘息・COPD










