関節リウマチ患者では気管支拡張症のリスクが一般集団の2倍高い

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血清反応陽性のRAほどリスクが高いようです。




  • 概要
■背景 気管支拡張症と関節リウマチ(RA)は併存し、合併によって予後不良になるにもかかわらず、RA患者において気管支拡張症のリスクが高いかどうかを包括的に評価した研究はない。また、血清反応陽性であるRAにおける気管支拡張症がリスク上昇と関連するかどうかは、現在も議論されている。この研究では、RAが気管支拡張症の発症に影響するか、また血清反応陽性のRAは気管支拡張症のリスク上昇と関連するかどうかを調べた。

■韓国国民健康保険サービスのデータベースに2010年から2017年の間に登録されたRA患者(n=50651、血清反応陽性RA[SPRA]35879人、血清反応陰性RA[SNRA]14772人)と1:5の年齢・性別マッチ対照(n=25万3255人)の間で気管支拡張症の発症率を比較した。

■9年間の追跡調査における気管支拡張症の累積発生率は、RA患者において約7%であった。追跡期間中央値4.3年(IQR2.6-6.3年)において、RA患者は、気管支拡張症発症に関連する潜在的交絡因子を調整後でも、マッチ対照群と比較して気管支拡張症発症リスクが2.12倍高かった(95%信頼区間2.00-2.25)。完全調整モデルを用いたRA血清学的状態別のサブ解析では、SPRAの参加者はマッチ対照群と比較して2.34倍(95%信頼区間2.20-2.49)、SNRAの参加者はマッチ対照群と比較して1.56倍(95%信頼区間1.40-1.73)リスクが上昇した。





by otowelt | 2024-01-30 00:52 | 膠原病

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


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