Tie-COPD試験事後解析:チオトロピウムのCIDに対する効果
2024年 02月 13日
日経メディカルのアンケートでもありましたが、COPDにおけるLAMAはほぼスピリーバ一強の状態です。ハンディヘラーはほとんど処方しておらず、個人的にはレスピマット主流です。
Wu F, et al. Tiotropium reduces clinically important deterioration in patients with mild-to-moderate chronic obstructive pulmonary disease: A post hoc analysis of the Tie-COPD study. Respir Med. 2024 Jan 8:222:107527.
■臨床的に重要な悪化(CID)は、COPDの複雑な進行を総合的に評価するための複合エンドポイントである。チオトロピウムはGOLDステージ1(軽度)または2(中等度)のCOPD患者において肺機能を改善し、COPD増悪率を低下させる。しかし、軽度から中等度のCOPD患者においてチオトロピウムがCIDリスクを低下させるかについては、不明である。
■軽度から中等度のCOPD患者を対象に18μg/dayのチオトロピウムとプラセボを比較した24か月間のTie-COPD試験の事後解析である。CIDは、トラフ1秒量の100mL以上の減少、CATスコアの2点以上の増加、または中等度から重度の増悪と定義した。これらのイベントが最初に発生するまでの時間を最初のCIDまでの期間として記録した。ベースライン時のCATスコア、mMRC呼吸困難スコア、GOLDステージで層別化した患者を対象にサブグループ解析を行った。
■ランダム化された患者841人のうち、771人が全解析セットに組み入れられた。全体で643例(83.4%)が少なくとも1つのCIDイベントを経験した。チオトロピウムはプラセボと比較してCIDリスクを有意に低下させ、初回CIDまでの期間を遅らせた(調整ハザード比0.58、95%信頼区間0.49-0.68、P<0.001)。CIDリスクの有意な減少は、CATスコア<10、mMRCスコア<2、軽症COPD患者を含むその他サブグループでも観察された。
by otowelt
| 2024-02-13 00:58
| 気管支喘息・COPD










