関節リウマチに対する生物学的製剤と非結核性抗酸菌症のリスク
2024年 03月 10日
プレドニゾロン内服中でバイオが入った人ではNTM感染に注意が必要です。結構MAC抗体は有効だと思っているのですが、事前予測というほどの精度はなく、現行の感染がない基本的に上がりません。
- 概要
■抗TNF-α製剤などの生物学的製剤(エタネルセプト、トシリズマブ、アダリムマブなど)の使用とNTM症の発症率やリスク因子との関連についてのエビデンスは限られている。本研究では、NTM症の発症率およびリスク因子について生物学的製剤使用状況との関連を検討するとともに、MAC抗体がNTM感染発症予測因子となるかどうかを調べた。
■2011年1月1日から2019年6月30日までに長崎県内の4病院において、組み入れ基準を満たした自己免疫疾患患者672例を対象とした後ろ向き研究である。
■672例中9例(1.3%)が生物学的製剤導入後に播種性感染2例を含むNTM症を発症した。9例のうち2例はNTM症により死亡したが、生物学的製剤の投与開始前にMAC抗体が陽性であった患者はいなかった。NTMを合併した患者の死亡率は、NTMを合併していない患者よりも高かった(22.2% vs 2.6%、P = 0.024)。生物学的製剤開始時の全身性ステロイド投与量は、NTM群で非NTM群より有意に多かった(中央値17mg vs 3mg、P = 0.0038)。
by otowelt
| 2024-03-10 00:34
| 抗酸菌感染症










