8歳までに喘息を発症した小児の62%が28歳時点でも喘息
2024年 03月 16日
小児科から喘息を罹患している患者さんがいずれ成人になって呼吸器内科にかかるというのはよくありがちと思いきやそうでもないです。どちらかといえば「昔小児喘息だった」というエピソードを持ったまま、成人期に別の病院を受診されることが多いです。小児科と呼吸器内科のバトンタッチがうまくいっている事例というのはあまり目にしません。
それにしても61.8%とは、驚異的な数字ですね。
- 概要
■8歳から28年歳まで続く喘息の持続性とその関連因子を推定することを目標としたコホート研究である(OLIN:Obstructive Lung Disease in Northern Sweden)。1996年にコホートを募集し(8歳、n=3430)、喘息とリスク因子に関する質問票を用いて19歳まで毎年追跡した。臨床検査では、皮膚プリックテスト(8歳、12歳、19歳)および肺機能検査(17歳、19歳)を行い、そのうちの一部で気管支過敏性試験を行った。8歳時点で248人の喘息患者を同定され、そのうち170人(69%)が28歳時点の追跡調査に参加した。
■28歳時点の参加者170人のうち、105人(61.8%)が持続性喘息を有していた(女性:49/76、64.5%、男性:56/94、59.6%、p = 0.513)。性別、喘息の家族歴、授乳期間3か月未満、湿疹の因子で調整した後、アレルギー感作(オッズ比7.8、95%信頼区間3.0-20.2)、重症呼吸器感染症(オッズ比2.6、95%信頼区間1.1-6.3)、高い喘息重症度スコア(オッズ比1.6、95%信頼区間1.1-2.4)は、28歳時の喘息と関連していた。アレルギー性感作を鼻結膜炎に置き換えると、オッズ比3.4(95%信頼区間1.5-8.0)となった。17歳時の気道過敏性は28歳時の喘息と関連していた(オッズ比9.0、95%信頼区間1.7-47.0)。
■8歳までに喘息が発症した小児のうち、62%が28歳時点でも喘息を有していた。
by otowelt
| 2024-03-16 00:11
| 気管支喘息・COPD










