非小細胞肺癌のICI治療中のT-SPOT数の変化
2024年 04月 25日
T-SPOTのスポット数がICI投与とともに減ってくる可能性が示されていますが、ロバストではありません。
- 概要
■結核と非小細胞肺癌(NSCLC)との関連性には注目が集まっており、特に免疫チェックポイント阻害剤(ICI)使用の増加は結核の診断と再活性化に影響を与えるかもしれない。
■2021年1月1日から2022年12月31日まで、上海中山医院で抗腫瘍治療を受ける前にIGRA(T-SPOT)が陽性であったNSCLC患者の臨床データに対して後ろ向き研究を実施した。これらの患者における結核の再活性化と治療成績を評価した。さらに、ICI 治療群と非 ICI 治療群の間の結核活動性の違いを比較した。さらに、治療前後でのT-SPOTのスポット数変化を観察し、結核の活動性および予後との関連を解析した。
■治療前にT-SPOT陽性であった合計40人のNSCLC患者が研究に含まれ、うち26人がICI治療群、14人が非ICI治療群となった。性別、年齢、病期、組織型、PS、ドライバー遺伝子発現、遠隔転移に関して、2群間に有意差はなかった。追跡期間中央値は10.0(6.0~14.5)か月で、ICI治療群の3例(11.5%)が活動性結核を発症し、ICI治療開始後2、3、12か月でそれぞれ診断された。逆に、ICI 非治療群では結核活動性は観察されなかった。2群間の差は有意ではなかった (P = 0.186)。
■ICI 治療を受けた 32 人の患者のうち、スポット数の動態は多様だった。4 例 (12.5%) は増加を示し、12 例 (37.5%) は変化がなく、16 例 (50.0%) は減少した。 追跡中の進行率は、この3つのグループでそれぞれ 50.0%、75.0%、および 62.5%だった (P = 0.527)。 死亡率はそれぞれ 0%、25.0%、25.0% だった(P = 0.106)。スポット数が減少した患者のうち3 例 (18.75%) が活動性肺結核と診断された。
by otowelt
| 2024-04-25 00:42
| 肺癌・その他腫瘍










