粟粒結核の死亡リスク

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実臨床で遭遇する粟粒結核の印象と同じですね。粟粒結核は結核診療医としてはまだまだ多いと感じています。





  • 概要
■粟粒結核 (MTB) は致命的な病気である。したがって、迅速な診断と即時介入が不可欠である。MTB患者の院内死亡のリスク因子は依然として不明である。 したがって、この研究は、日本の国内入院データベースを使用して、粟粒結核患者の院内死亡に関連する要因を特定することを目的とした。

■2010年7月から2022年3月までにMTBと診断された患者が、DPCデータベースから登録された。 多変量ロジスティック回帰分析を実施して、粟粒性結核患者の院内死亡に関連する要因を特定した。

■2,817 人の粟粒結核患者と 637 人 (22.6%) の院内死亡が確認された。

■高齢、男性(オッズ比1.30; 95%信頼区間1.04-1.64)、低体重 (オッズ比1.41; 95%信頼区間1.14-1.76)、意識変容、Barthel指数スコア低値、慢性呼吸不全 (オッズ比3.85; 95%信頼区間1.61-9.19)、血液悪性腫瘍 (オッズ比2.60; 95%信頼区間1.26-5.35)、 酸素必要性(オッズ比1.70; 95%信頼区間1.37-2.10)、高流量鼻カニュラ酸素療法(オッズ比2.78; 95%信頼区間1.01-7.62)、昇圧剤(オッズ比2.25; 95%信頼区間1.39-3.63)、抗菌薬使用(オッズ比1.40; 95%信頼区間1.14-1.74)の投与は、より高い院内死亡率と関連していた。





by otowelt | 2024-05-03 00:23 | 抗酸菌感染症

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


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